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「初めての学会ポスターの作り方」
STEP.11

ステップ11『図形の活用と挿入方法』

学会ポスターで図形を活用する理由としては、「視聴者の目を引き付ける」、「デザインを魅力的にする」、「解りやすくする」、「データを視覚的に表現する」などがあります。

そのためには、「重要なポイントや結論を図形で強調する」、「図形のサイズ、色、配置」を工夫することが求められます。

ここでは、その図形の活用方法を解説します。

PowerPointで使用できる図形とその特徴

1.長方形/正方形

一番基本的な図形で、 フレームやテキストボックスの背景として使用されます。

2.楕円/円

対称性があり視覚的に目立つ場所で使用します。

3.三角形

方向性を示す矢印やポイントの協調などで使用されます。

4.直線/矢印

方向を示す、関係性を示唆、ガイドラインなどで使用されます。

5.フローチャート図形

データ、プロセス、条件分岐、決定などを図式化します。

6.図形の結合と装飾

①グループ化・・・複数の図形を一つのグループにして扱います。

② 図形の書式設定・・・ 塗りつぶし、枠線、影、反射、グローなどの装飾が可能です。

7.特殊な図形

①吹き出し・・・コメントやメモの追加、会話のシミュレーションとして使用します。

②星とリボン・・・ 重要なポイントの強調や装飾の要素を持ちます。

図形の操作方法

図形の挿入

①挿入タブから、図形を選択して、目的の図形をクリックします。

②PowerPointのスライドの配置位置でクリックして、終点までドラッグします。

図形の活用と挿入方法1

塗りつぶしの色の変更

①図形の任意の場所をクリックします。

「周りが〇印で囲まれます。」

②図形の書式タブから図形の塗りつぶしを選択して、指定する色をクリックします。

図形の活用と挿入方法2

図形の枠線の変更

①図形の任意の場所をクリックします。

「周りが〇印で囲まれます。」

②図形の書式タブから図形の枠線を選択して、指定する色をクリックします。

③線の太さの変更は③をクリックして、目的の太さを選びます。

④線の種類(実践/点線)の変更は④をクリックして、目的の種類を選びます。

図形の活用と挿入方法3

図形の複写と移動方法

図形の複写

①図形を選択して、Ctrlを押しながら複写先まで、ドラッグします。

図形の活用と挿入方法4

図形の移動

①図形を選択して、移動先まで、ドラッグします。

図形の活用と挿入方法5

図形のグループ化

複数の図形を描画した場合に、その複数の図形を一つのグループとして扱うことができます。

下の図形Aは3つの図形が個々の図形として扱われています。

図形Bは3つの図形が1つのグループとして、扱われています。

グループ化することで、複写や移動が容易になります。

グループ化の方法

元の図形全体を選択して、①図形の書式化から、グループたの②グループ化をクリックします。

図形の活用と挿入方法6

図形の結合

複数の図形を一つの図形として扱うことができます。

下の図形Aは2つの図形で構成しています。

図形Bは1つの図形に結合しました。

結合の方法

元の図形全体を選択します。

①図形の書式から、②図形の結合、③図形の接合をクリックします。

図形の活用と挿入方法7

図形の切り出し

複数の図形が重なり合っている部分の全てが分割されます。

下の図形Aは3つの図形で構成しています。

図形Bは5つの図形に分割されました。

りだしの方法

元の図形全体を選択します。

①図形の書式から、②図形の結合、③図形の切り出しをクリックします。

図形の活用と挿入方法8

まとめ

重要なポイントや結論などを図形で協調することで、訴求力が高まります。

積極的に図形を活用しましょう。

また、図形は規定の図形以外に、「結合」、「分離」することで個性のある図形を作成することができます。