powerPointにアニメーションを設定することで、動きのあるプレゼンテーションにより視聴者を引き付けることができます。
アニメーションとトランジションについて、詳しく解説いたします。

アニメーションとは

スライド上の文字や図形、画像などに動きを付けることです。
その動き方には、「開始」「強調」「終了」「軌跡」の４種類があります。
また、トランジションとは一般的に移行や変化を意味し、パワーポイントでは、フェード、ワイプ、ズーム、回転など様々な種類があります。
それぞれのトランジションには、速度や方向などのオプションも設定できます。

アニメーションの動きの概念図と詳細設定内容

タイミングの補足説明
　a 遅延時間と言い、開始するまでの時間を指定します。
　b 継続時間と言い、処理時間を指定します。

開始の指定内容	強調の指定内容	終了の指定内容
タイミング 　いつ動作する 　遅延時間 　継続時間	タイミング 　いつ動作する 　遅延時間 　継続時間	タイミング 　いつ動作する 　遅延時間 　継続時間
効果 　サウンド 　アニメーション後の動作 　テキストの動作	効果 　サウンド 　アニメーション後の動作 　テキストの動作	効果 　サウンド 　アニメーション後の動作 　テキストの動作
トランジション 　フェード 　スライド 　フローイン 　スプリット 　ワイプ 　他	トランジション 　ターン 　バウンド 　パルス 　カラーパルス 　シーソー 　他	トランジション 　ホールドライン 　太字表示 　ウェーブ 　フェード 　ホイール 　他

軌跡の指定内容

トランジション 　直線、アーチ、ターン、回転、ループ 効果 　滑らかに開始、終了

アニメーションウインドウの表示方法

アニメーションウインドウを表示させる
①アニメーションタブを指定して、アニメーションウインドウをクリックします。

アニメーションの指定方法１

テキストを「スライドイン」により、左から出現し、遅延時間は「0」で、継続時間を「2秒」に設定します。
①該当するテキストを指定します。
②「アニメーション」タブから、「スライドイン」をクリックします。
③効果のオプションをクリックして、スライドインの方向を指定します。
④開始のタイミングを「クリック時」とします。
⑤継続時間を２秒に設定します。

アニメーションの指定方法２

テキストを「シーソー」により「強調」を設定します。
①該当するテキストを指定します。
②「アニメーション」タブから、「シーソー」をクリックします。
③アニメーションウインドウの「▼」をクリックします。
④「直前の動作の後」をクリックします。

アニメーションの指定方法３

画像に「図形」の軌跡を設定します。
①該当する「図形」を指定します。
②「アニメーション」タブから、「図形」をクリックします。
③アニメーションウインドウの「▼」をクリックします。
④「直前の動作の後」をクリックします。

アニメーション挿入結果動画

まとめ

アニメーションは情報を強調するために、フェードインやズームインを使用すると効果的です。
また、重要な箇所に注目させるために、オブジェクトを回転させたり、点滅させたりします。
退屈なプレゼンテーションをより楽しくするために、アニメーションに音声を設定するとより効果的です。
ですが、使いすぎるとマイナスになる可能性があります。
アニメーション効果は、あくまでもプレゼンテーションを補完するものとお考え下さい。