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有病率

読み方:ユビョウリツ

English:Prevalence

学会ポスター使用頻度:B

「有病率」(Prevalence)は、特定の疾患や条件が特定の人口内で存在する割合を示す統計的な指標です。
有病率は、公衆衛生、医学研究、および医療政策の評価において重要な情報を提供します。
以下に有病率に関する詳細な情報を提供します:

1.有病率の計算:
-有病率は、特定の時点で特定の疾患や条件を持つ人々の数を、対象となる総人口で割ったものです。
以下の数式で表されます:

有病率(Prevalence)=(特定の時点で疾患を持つ人数)/(対象となる総人口)×100

2.種類:
-有病率にはいくつかの種類があります。
主な種類には以下が含まれます: -期間有病率(PeriodPrevalence):
特定の期間内での有病率を示します。
例えば、1年間の特定の疾患の有病率を計算することができます。
-点有病率(PointPrevalence):
特定の時点での有病率を示します。
例えば、ある特定の日における疾患の有病率を計算することができます。

3.用途:
-有病率は特定の疾患や条件の分布を理解し、公衆衛生介入の必要性を評価するために使用されます。
また、有病率は疾患の流行を監視し、健康政策の策定に役立ちます。
特定の地域や人口グループでの疾患の有病率が高い場合、適切な予防策や治療プログラムを実施する必要があるかもしれません。

4.関連する要因:
-有病率は多くの要因に影響を受けます。
これには遺伝的要因、ライフスタイル、環境、年齢、性別、地域、社会経済状況などが含まれます。
これらの要因は特定の疾患の有病率に影響を与える可能性があります。

5.注意点:
-有病率は特定の時点や期間における疾患の存在を示すものであり、新たな症例や治療効果を評価する指標ではありません。
新たな症例を評価する指標は「発生率(Incidence)」です。

有病率の理解は、疾患の負担を評価し、健康政策や医療リソースの配分において重要です。
特定の地域や人口グループで高い有病率を持つ疾患に対して、早期の予防活動や適切な治療の提供が検討されることがあります。

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