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横向き嚥下

読み方:横ヨコムキエンゲ

English:head rotation

学会ポスター使用頻度:C

「横向き嚥下」(LateralSwallowing)は、食物や液体を飲み込む際に体の横向きの位置で行う嚥下の方法を指します。
通常、食事中に横向きになることは一般的ではなく、通常は座った状態や直立した状態で飲み込みます。
しかし、特定の病態や嚥下障害のある患者に対して、横向き嚥下が推奨されることがあります。

横向き嚥下の主な目的は、嚥下の安全性と効果を向上させることです。
特定の状況や嚥下障害のある人々に対して、この方法が採用されることがあります:
1.**嚥下障害(ディスファジア)の患者**:
-嚥下障害は、食べ物や液体を正しく嚥下できない状態を指します。
横向きに寝たり、頭を横向きに傾けることで、食物や液体が気道に入るリスクを軽減し、嚥下がスムーズに行える場合があります。

2.**誤嚥(Aspiration)のリスクが高い患者**:
-誤嚥は、食物や液体が気道に入ることを意味し、呼吸器感染症や肺炎のリスクを増加させます。
横向き嚥下は、誤嚥を防ぐための一つの戦略として採用されます。

3.**特定の姿勢が嚥下に適している場合**:
-特定の疾患や病態の患者に対して、横向きの姿勢が嚥下に有益であると医師やリハビリテーション専門家が判断した場合、横向き嚥下が選択されることがあります。

横向き嚥下は、個々の患者の状態に合わせて評価され、適切な指導と管理のもとで行われるべきです。
また、嚥下障害や食道の問題を抱える患者は、リハビリテーション専門家や言語聴覚療法士と協力し、飲み込みの安全性と効果を向上させるための個別のケアプランを受けることが重要です。

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