学会ポスター用語解説
> トーヌストーヌス
読み方:トーヌス
English:tonus
学会ポスター使用頻度:C
「トーヌス」(Tonus)は、医学および生理学の文脈で使われる用語で、特に筋肉や血管の状態に関連しています。
以下に、トーヌスについての解説を提供します:
1.筋トーヌス:
-筋トーヌスは、筋肉の緊張状態を指します。
これは、筋肉が静止しているときにも持っている軽度の収縮または緊張の程度を表します。
筋肉はいつも完全に弛緩しているわけではなく、適度な緊張を維持しています。
-筋トーヌスは、神経系の制御によって調整され、姿勢維持や動作の制御に重要です。
筋肉のトーヌスが低すぎる場合、筋力低下や姿勢の不安定性の原因となります。
逆に、高い筋トーヌスは筋肉の硬直を引き起こすことがあります。
2.血管トーヌス:
-血管トーヌスは、血管壁の収縮力または緊張状態を指します。
これは、血管が収縮して狭くなるか、拡張して広がるかの状態を表します。
-血管トーヌスは、血圧や血流の調節に影響を与えます。
例えば、血管が収縮状態にあると、血圧が上昇し、血流が制限されます。
一方、拡張状態にあると、血圧が下がり、血流が増加します。
-自律神経系やホルモンなどが血管トーヌスを調節し、体の代謝要求に適切に対応します。
トーヌスは、生体の正常な機能に不可欠な要素であり、筋肉や血管の健康と調節に関連しています。
異常なトーヌス状態は、さまざまな医学的状態や疾患の診断と治療に影響を与える可能性があります。
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