学会ポスター用語解説
> 低酸素症低酸素症
読み方:テイサンソノウショウ
English:Hypoxia
学会ポスター使用頻度:C
低酸素症(ていさんそしょう、英:Hypoxia)は、体内の酸素供給が不足し、組織や細胞に適切な酸素が供給されない状態を指します。
酸素は生命維持に不可欠であり、低酸素症は重大な症状を引き起こす可能性があります。
低酸素症はさまざまな原因により発生し、重度の場合は致命的となることがあります。
以下に、低酸素症に関する詳細を解説します:
原因:
低酸素症の原因はさまざまで、以下のような要因が関与します:
1.呼吸器系の問題:
肺疾患、呼吸困難、気管支炎、肺線状硬化症など、呼吸器系の障害により酸素供給が減少することがあります。
2.心臓疾患:
心臓が効果的に血液を体に供給できない場合、組織に酸素が不足する可能性があります。
心不全や心臓弁膜症などが関連します。
3.高所:
高山や高所での酸素濃度が低い状況では、低酸素症(高山病)が発生することがあります。
4.貧血:
貧血は血液中のヘモグロビンが不足する状態で、酸素の運搬に影響を与え、低酸素症の原因となります。
5.中枢神経系の障害:
脳の障害により、呼吸が適切に制御されない場合、低酸素症が発生することがあります。
症状:
低酸素症の症状は、その原因と重度によって異なりますが、一般的な症状には以下が含まれます:
呼吸困難
高所性頭痛(高山病の場合)
脈拍の増加
皮膚や粘膜の青紫色(シアノーシス)
意識障害
治療:
低酸素症の治療は、その原因と重度に応じて異なります。
一般的な治療法には以下が含まれます:
酸素療法:
酸素供給を増加させることで低酸素症を改善することがあります。
酸素供給が遮断されている場合、気道確保や通気管挿管が行われることがあります。
原因の治療:
低酸素症の原因(呼吸器疾患、心臓疾患、貧血など)に対する適切な治療が行われます。
高山病の場合の降下:
高山病の症状は高所から降下することで改善されることがあります。
低酸素症は重大な状態であるため、早期の診断と適切な治療が不可欠です。
原因によっては、専門医の協力が必要となることがあります。
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