学会ポスター用語解説
> タニケットタニケット
読み方:タニケット
English:tourniquet
学会ポスター使用頻度:C
「タニケット」(tourniquet)は、止血のために使用される緊縛バンドまたは止血帯のことを指します。
タニケットは出血を止めるために血管に圧力をかけ、血液の流れを一時的に遮断するために用いられます。
一般的に、手術や救急処置、怪我の応急処置などで使用されます。
以下に、タニケットに関する詳細な情報を提供します:
タニケットの主な用途:
1.手術:
外科手術の際に、特に四肢の手術などで出血を制御するためにタニケットが使用されます。
これにより、外科医が手術を行う際に出血を最小限に抑えることができます。
2.救急処置:
重傷や出血が激しい怪我の場合、タニケットを使用して出血を抑え、患者の生命を救うために処置が行われることがあります。
ただし、タニケットは注意深く使用する必要があります。
3.採血:
血液検査やドナーサイトなど、採血時に静脈へのアクセスを確保するためにも使用されます。
これにより、血液供給が一時的に遮断され、採血が行いやすくなります。
タニケットの注意点:
-タニケットは血流を遮断するため、長時間の使用や過度な圧力は組織に損傷を与える可能性があるため、慎重に使用される必要があります。
-タニケットの使用は一時的なものであり、できる限り早く血流を復活させる必要があります。
長時間の使用は組織の損傷や壊死を引き起こす恐れがあります。
-タニケットの適切な位置と圧力を確保するために、訓練を受けた医療専門家によって適用されるべきです。
タニケットは出血を制御するために重要な医療器具であり、正確な使用と適切なタイミングでの解除が必要です。
医療従事者や応急処置を行う者は、患者の安全性と快適さを確保するために慎重に使用することが求められます。
50音・アルファベット・数字の頭文字から他の用語を探す
全用語もしくはお調べになりたい用語の「頭文字」からお探しください。
用語集のTOPへ戻る