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苔癬

読み方:タイセン

English:Tinea

学会ポスター使用頻度:C

苔癬(Tinea)は、皮膚や爪に発生する真菌感染症の一群を指す用語です。
苔癬はさまざまな部位に影響を与えることがあり、その症状や名前は感染箇所によって異なります。
以下に、一般的な苔癬の特徴と異なる種類について説明します。

一般的な特徴:
苔癬は真菌(カビや酵母)が皮膚や爪に感染し、かゆみ、発赤、発疹、ほくろ状の皮疹、爪の変色、白癬様のさめることなどの症状を引き起こすことがあります。
苔癬は一般的に感染力が高く、感染源から感染を受けることがあります。
これは、感染者からの接触、感染物の共有、公共の施設で感染することが一般的です。

異なる種類の苔癬:

1.**皮膚苔癬(TineaCorporis)**:
体の皮膚に発生し、かゆみ、発赤、円形の発疹、さめることなどの症状を引き起こします。
一般的に、感染が伝染性の動物や他の感染者から発生します。

2.**頭皮苔癬(TineaCapitis)**:
頭皮や髪に感染し、かゆみ、脱毛、発疹、膿の充満したかさぶたなどの症状を引き起こします。
子供が感染しやすいことがあり、感染源は他の感染者か、感染した動物です。

3.**爪苔癬(TineaUnguium)**:
爪に感染し、爪の変色、厚みの増加、剥離、かすれ、痛みなどの症状を引き起こします。
爪苔癬は爪が感染しやすく、感染が他の皮膚部位から広がることがあります。

4.**股間苔癬(TineaCruris)**:
太ももの内側、腹部、股間に感染し、かゆみ、赤み、発疹、ひび割れ、かゆみの増加などの症状を引き起こします。
男性に多いことがあり、湿度が高く暗い環境が感染の要因となります。

5.**足底苔癬(TineaPedis)**:
足底、指間、爪に感染し、かゆみ、発疹、剥離、ひび割れ、臭いなどの症状を引き起こします。
一般的に「水虫」として知られており、感染源は感染者や感染物から広がります。

苔癬の治療には、抗真菌薬(抗カビ薬)の局所的な塗布や経口薬の処方が含まれます。
感染の重症度や部位によって治療法が異なります。
また、感染拡大を防ぐために、感染源や感染経路の制御が重要です。
医師の指導のもとで適切な治療を受けることが重要です。

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