学会ポスター用語解説
> 大転子大転子
読み方:ダイテンシ
English:greater trochanter
学会ポスター使用頻度:C
大転子(だいてんし、または「大転子(だいてんこ)」とも表記)は、解剖学的な用語で、人体の骨格系に関連する重要な構造の一つです。
大転子は主に上肢の骨で見られ、特に上腕骨(ひじの骨)に関連しています。
以下に、大転子についての詳細を説明します:
1.位置:
大転子は上腕骨(humerus)と呼ばれる上腕部の骨の一部です。
上腕骨は肩関節とひじ関節を結ぶ重要な骨で、大転子はその下端の部分に位置します。
2.形状と機能:
大転子は球状の骨であり、肩関節の一部として作用します。
肩関節は腕を持ち上げ、外旋(回旋)させ、広げるための重要な関節であり、大転子はこの動きに寄与します。
3.筋肉と靭帯の付着:
大転子には多くの筋肉と靭帯が付着しています。
これらの筋肉と靭帯は、上腕の運動と安定性を支える役割を果たします。
肩関節を動かすためには、大転子周りの筋肉群が重要です。
4.関節の安定性:
大転子は肩関節の安定性を保つために重要です。
肩関節は非常に可動性が高いため、安定性を確保するために多くの筋肉と靭帯が必要です。
大転子はこれらの構造の一部として肩関節の適切な機能を維持します。
5.関節の問題:
大転子周りに炎症や損傷が生じることがあり、肩の痛みや運動制限の原因となることがあります。
このような問題は、肩関節症状や肩の腱板(ローターカフ)の損傷に関連していることがあります。
大転子は、肩関節の正常な機能と上肢の運動に重要な役割を果たす構造です。
肩の痛みや運動制限に関する問題がある場合、医療専門家に相談し、適切な診断と治療を受けることが重要です。
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