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蝶形紅斑

読み方:ちょうけいこうばん

English:Butterfly Rash

学会ポスター使用頻度:C

蝶形紅斑(ちょうけいこうばん、英: Butterfly Rash)は、特に顔に現れる皮膚の症状で、ループス性膠原病(全身性エリテマトーデス、SLE)と関連があることで知られています。
蝶形紅斑は、特定の皮膚状態の一つであり、その名称はその外観から取られています。
以下に、蝶形紅斑に関する詳細を解説します:

**特徴**:

蝶形紅斑は次の特徴を持ちます:

1. **形状**:
蝶形紅斑は、顔の中央に広がり、鼻から頬にかけて広がる形状を持ちます。
その外観がまるで蝶の翼に似ているため、「蝶形」と呼ばれています。

2. **色**:
この紅斑は、赤みを帯びることが多く、炎症があることを示します。
紅斑の色調は個人によって異なりますが、時には深紅色から淡いピンク色まで変化することがあります。

3. **境界**:
通常、蝶形紅斑は鮮明な境界を持ち、その境界から周囲の皮膚とは区別されます。

4. **影響部位**:
主に顔に現れますが、目のまわりや口の周りにも広がることがあります。

**関連する疾患**:

蝶形紅斑はループス性膠原病(SLE)の特徴的な皮膚症状であり、SLEは全身の免疫系に影響を及ぼす自己免疫疾患の一つです。
SLEは他の多くの症状とともに関節痛、発熱、腎臓炎、心膜炎などを引き起こす可能性があります。

**治療**:

蝶形紅斑の治療は、その原因であるSLEの治療に焦点を当てます。
SLEは免疫系に影響を及ぼす自己免疫疾患であるため、免疫抑制薬、ステロイド、抗炎症薬などが使用されることがあります。
また、日光から肌を守るために紫外線防御剤を使用することも重要です。
蝶形紅斑の外観を改善するために、化粧品やファッションアクセサリー(帽子、サングラス)を使用することも一般的です。

蝶形紅斑はSLEの一部として現れる場合が多いため、皮膚の変化がある場合は、医師の診断と適切な治療のための相談が重要です。

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