学会ポスター用語解説
> 窒息窒息
読み方:チッソク
English:choking
学会ポスター使用頻度:C
窒息(ちっそく、英:choking)は、食物、小さな物体、または他の物質が気道に詰まることによって空気の通り道が遮られ、呼吸ができなくなる緊急の医療状態です。
窒息は速やかに対処しなければ命にかかわる状態であり、正しい応急処置が不可欠です。
以下に、窒息に関する詳細を解説します:
主な原因:
1.食物:
食事中に食べ物が喉に詰まることがよくあります。
特に幼児や高齢者は、小さな部分を含む食べ物が気道に詰まるリスクが高いです。
2.物体:
小さな物体(おもちゃ、コイン、ビー玉など)が幼児や乳幼児の口に入り、気道に詰まることがあります。
3.嘔吐物:
嘔吐物が気道に入り込むことで窒息の危険が生じることがあります。
症状:
窒息の症状は、次のようなものがあります:
咳ができない、または弱い咳
喉から異物感を感じる
呼吸ができない
唇や爪が青白くなる(酸素不足の兆候)
顔がゆがむ(苦しさやパニックの兆候)
応急処置:
窒息の応急処置は速やかに行う必要があります。
以下は一般的な応急処置の手順です:
1.咳を促す:
窒息の初期段階では、患者が自分で咳を促すことがあります。
患者を鼓舞して咳を試みさせます。
2.背部叩打法と胸部圧迫法(ハインリッチ・ムーン法):
患者が咳を出せない場合、背中を叩いたり、胸部を圧迫したりすることで、気道に詰まったものを除去しようとします。
この手順は、成人と子供に対して異なるテクニックがあります。
3.人工呼吸:
患者が呼吸できない場合、人工呼吸を行います。
気道が詰まっている場合、人工呼吸だけでは効果がありません。
4.胸部圧迫法(ハインリッヒ・ムーン法):
患者が咳を出せず、人工呼吸も効果がない場合、胸部圧迫法(ハインリッヒ・ムーン法)を行い、気道の詰まりを取り除きます。
5.救急医療を呼ぶ:
応急処置を施しても改善が見られない場合、速やかに救急医療を呼びましょう。
窒息は非常に危険な状態であり、速やかな対応が命を救うことができます。
窒息の応急処置のトレーニングを受け、必要な場合は救急医療を呼びながら、冷静に行動することが重要です。
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