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30度側臥位

読み方:サンジュウドソクガイ

English:ruleof30

学会ポスター使用頻度:C

30度側臥位は、患者が横向きに寝ている姿勢で、体が30度の角度で傾いている姿勢を指します。
この姿勢は医療や看護の文脈で一般的に使用され、患者の特定の医療ニーズに対応するために採用されることがあります。
以下に、30度側臥位の特徴と主な使用法について説明します:

**30度側臥位の特徴**:

1.**横向きの姿勢**:
患者はベッドや診察台に横向きに寝ます。
体は通常、30度の角度で上半身を持ち上げ、下半身をやや下げた位置にあります。

2.**枕と体位変更具の使用**:
30度側臥位を保つためには、患者の頭部と体の下半身を支えるために枕や体位変更具が使用されることがあります。
これにより、体の角度が適切に維持されます。

3.**通気性と圧迫性潰瘍の予防**:
30度側臥位は、気道確保や通気性の維持に役立つため、特に意識の低い患者や人工呼吸器を必要とする患者に適しています。
また、床ずれや圧迫性潰瘍の予防にも有効です。

4.**手術や検査の補助**:
30度側臥位は、手術室や画像検査室で使用されることがあります。
特定の手術や検査プロシージャの実行をサポートし、患者の姿勢を調整するために使用されます。

**主な使用法**:

-**気道確保**:
意識の低い患者や人工呼吸器を必要とする患者の場合、30度側臥位は気道確保と通気性の維持に役立ちます。
この姿勢では舌が喉を閉じるのを防ぎ、気道の通気性が向上します。

-**床ずれの予防**:
30度側臥位は圧迫性潰瘍(床ずれ)の予防に有効です。
特に、床ずれのリスクが高い患者は、体位変更と圧力分散を含む適切な看護ケアが必要です。

-**手術および検査**:
30度側臥位は特定の外科手術や画像検査(たとえば、背骨や胸部のレントゲン撮影)に必要な姿勢を提供するのに使用されます。
手術の操作領域へのアクセスを向上させ、手術の成功を支援します。

30度側臥位は、患者の状態や治療目標に応じて医療スタッフによって適切に選択されます。
安全かつ適切な体位を維持することが重要であり、患者の快適さとケアの質を向上させる役割を果たします。

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