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サチュレーション

読み方:サチュレーション

English:saturation

学会ポスター使用頻度:C

「サチュレーション」(saturation)は、特に医学の文脈で使用され、血中酸素飽和度(OxygenSaturation)を指す用語です。
一般的に、この指標はSpO2(Sの小文字、P、O、2の略)と表記され、パルスオキシメータと呼
ばれる医療機器を使用して測定されます。
以下に、この用語とその測定についての詳細を説明します:
**血中酸素飽和度(SpO2)の特徴**:

-**酸素飽和度**:
血中酸素飽和度(SpO2)は、血液中のヘモグロビンに結合した酸素の割合を示す数値です。
通常、SpO2はパーセンテージで表現され、100%が最も飽和した状態を示します。

-**パルスオキシメータ**:
SpO2は、パルスオキシメータと呼ばれる機器を使用して非侵襲的に測定されます。
パルスオキシメータは通常、患者の指にクリップまたはセンサーを装着し、赤外線の光を通して指先からの光の吸収を計測します。
これにより、血中酸素の濃度を推定できます。

-**臨床的な重要性**:
血中酸素飽和度は、患者の酸素供給状態を評価するために広く使用されます。
低いSpO2は、酸素供給不足や呼吸器疾患の兆候であり、適切な治療が必要となることがあります。

-**呼吸器疾患との関連**:
特に肺疾患や呼吸不全の患者にとって、SpO2の監視は重要です。
肺機能が低下すると、酸素取り込みが制約されるため、SpO2の低下が生じやすくなります。

-**非侵襲的な測定**:
SpO2は非侵襲的に測定されるため、患者に不快感を与えずに連続的にモニタリングできます。
これは手術中、救急医療、入院患者の管理、睡眠時の酸素モニタリングなどで利用されます。

血中酸素飽和度(SpO2)の測定は、医療現場で重要なツールであり、患者の酸素供給状態を監視し、必要に応じて適切な措置を取るために広く使用されています。
SpO2の正常値は通常、健康な成人では95%以上であり、病状に応じて目標の範囲が変化することがあります。

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