学会ポスター用語解説
> 膿瘍膿瘍
読み方:ノウヨウ
English:Abscess
学会ポスター使用頻度:C
膿瘍(Abscess)は、感染症によって引き起こされる、膿がたまった袋状の腫瘍または塊を指します。
膿瘍は、感染症の症状の一部として発生することがあり、一般的には治療が必要です。
以下に膿瘍に関する詳細を説明します。
主な特徴:
1.原因:
膿瘍の一般的な原因は細菌感染です。
細菌が皮膚の傷口、毛包、または粘膜の破れなどから侵入し、感染症を引き起こします。
細菌の繁殖により膿(化膿物)が形成され、これが腫れて膿瘍を形成します。
2.症状:
膿瘍の典型的な症状には、赤み、腫れ、熱感、疼痛、および患部の圧痛が含まれます。
また、膿瘍が皮膚表面に穿孔(開口部)を持つこともあります。
一般的に、膿瘍は感染症が進行することで徐々に発展し、痛みが増します。
3.診断:
膿瘍は通常、外観と症状に基づいて医師によって診断されます。
医師は腫瘍を視覚的に検査し、触診して感じることがあります。
また、膿瘍の液体を細菌培養にかけて感染の種類を特定することもあります。
4.治療:
膿瘍の治療には以下の要素が含まれます。
膿の排出:
膿瘍を切開・排膿(IncisionandDrainage,I&D)することが一般的です。
これにより、膿が排出され、腫瘍が縮小します。
抗生物質:
感染症の病原体によって、抗生物質の投与が適切な場合があります。
疼痛管理:
疼痛がある場合、鎮痛剤が処方されることがあります。
膿瘍は感染症の進行と共に悪化する可能性があるため、早期の治療が重要です。
感染が放置されると、膿瘍が成長し、周囲の組織に拡散する可能性があります。
また、膿瘍は合併症を引き起こす可能性があるため、専門家の治療を受けることが必要です。
膿瘍は皮膚上に現れることが一般的ですが、内部の臓器や組織にも発生することがあります。
内部の膿瘍は一般に外部からは視認できないため、診断と治療はより専門的な医療プロバイダーによって行われます。
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