学会ポスター用語解説
> ノンレム睡眠ノンレム睡眠
読み方:ノンレムスイミン
English:nonrapideyemovementsleep〈NREM〉
学会ポスター使用頻度:A
ノンレム睡眠(Non-REMSleep)は、睡眠サイクルの一部であり、通常は急速動眼期(REM)睡眠とは異なる特徴を持つ睡眠段階です。
ノンレム睡眠は、非常に重要な睡眠段階であり、体の休息、修復、睡眠の深化など多くの生理的機能と関連しています。
以下に、ノンレム睡眠に関する詳細を解説します:
1.ノンレム睡眠の特徴:
-3つのステージ:
ノンレム睡眠は通常、3つのステージに分かれています。
これらはN1(軽い睡眠)、N2(中程度の睡眠)、N3(深い睡眠またはスロー波睡眠)と呼ばれます。
-筋肉緊張の減少:
ノンレム睡眠中、筋肉の緊張度が低下し、体がリラックスしています。
これにより、夢で動いたり、筋肉を動かしたりすることが少なくなります。
-心拍数や呼吸の安定:
心拍数や呼吸が比較的安定しており、急速動眼期(REM)睡眠のように変動しないことが特徴です。
2.ノンレム睡眠の役割:
-体の修復と成長:
ノンレム睡眠は、身体の修復と成長に重要です。
特に深い睡眠ステージ(N3)では、細胞修復や免疫機能の強化が行われます。
-情報整理:
ノンレム睡眠は、日中に蓄積した情報を整理し、記憶の形成や知識の整理に関与します。
-エネルギーの回復:
ノンレム睡眠中、エネルギーを回復し、疲労を軽減します。
3.ノンレム睡眠サイクル:
-睡眠は、ノンレム(Non-REM)と急速動眼期(REM)の交互に繰り返すサイクルで構成されます。
通常、1つのサイクルは約90分かかり、夜中に複数回繰り返されます。
-通常、ノンレム睡眠が最初に始まり、N1、N2、N3の各ステージを経て深い睡眠(N3)が最も長い時間続きます。
その後、REM睡眠に入り、脳活動が活発化し、夢を見ることが多くなります。
4.ノンレム睡眠の障害:
-ノンレム睡眠の障害は、睡眠時無呼吸症候群(SleepApnea)、不眠症、夜間の運動障害、レストレスレッグ症候群などの形で現れることがあります。
これらの障害は、十分な休息を得ることを妨げる可能性があります。
ノンレム睡眠は、睡眠の重要な部分であり、身体と精神の健康に不可欠です。
適切なノンレム睡眠を確保することは、日中のパフォーマンス、認知機能、免疫機能、感情の調整などに大きな影響を与えます。
不規則な睡眠パターンや睡眠障害がある場合、医療専門家と協力して適切なケアを受けることが重要です。
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