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日常生活自立度

読み方:ニチジョウセイカツジリツド

English:ActivitiesofDailyLiving,ADL

学会ポスター使用頻度:C

日常生活自立度(ActivitiesofDailyLiving,ADL)は、個人が日常生活のさまざまな活動を自分で実行する能力を評価するための重要な概念です。
ADLは主に高齢者の介護、リハビリテーション、または障害者のケアなどの医療や介護の文脈で使用されます。
ADLの評価は、個人の健康状態を評価し、適切なケアや支援の必要性を判断するために役立ちます。

ADLには、通常次のような日常生活活動が含まれます:

1.起床と就寝:
自分でベッドから起き上がり、ベッドに戻る能力。

2.着替え:
衣服を選び、着脱する能力。

3.トイレの使用:
トイレを使って排泄を行う能力。

4.自分で食事をする:
食事の用意、摂取、咀嚼、飲酒、食器の片付けなど。

5.移動:
歩行や車椅子の利用など、屋内および屋外での移動能力。

6.入浴と身体の清潔:
自分で入浴し、体を洗浄し、身体の清潔を保つ能力。

7.歯磨きと口腔ケア:
歯を磨き、口腔のケアを行う能力。

8.食事の準備:
食事の調理や調理器具の使用など、食事の準備能力。

9.電話の使用:
電話をかけたり受けたりする能力。

10.薬物の管理:
処方された薬物を適切に服用する能力。

ADLの評価は、特に高齢者や身体障害者に対する介護プランの策定に役立ちます。
評価に基づいて、個人の必要な支援が決定され、適切な介護者やサービスが提供されることがあります。
また、ADLの評価は、リハビリテーションの進捗をモニタリングするためにも使用され、リハビリテーションプランの調整に役立ちます。

ADLの評価スケールは、個別の医療機関や介護機関によって異なることがありますが、基本的な活動のカテゴリーは一般的に共通です。
この評価は、個人の状態やニーズに応じてカスタマイズされ、個別のケアプランの基盤となります。

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