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肛門挙筋形成術

読み方:コウモンキョキンケイセイジュツ

English:levatorplasty

学会ポスター使用頻度:A

肛門挙筋形成術(AnalSphincteroplasty)は、肛門括約筋(analsphincter)の損傷や裂傷を修復する外科的な手術プロシージャです。
肛門括約筋は直腸の出口に位置し、便失禁(fecalincontinence)を防ぐために重要な役割を果たしています。
肛門括約筋が損傷したり裂けたりすると、便失禁の症状が発生し、日常生活に影響を与えることがあります。
肛門挙筋形成術は、この問題を解決し、患者の生活の質を改善するために行われます。

以下は、肛門挙筋形成術に関する詳細な解説です。

**手術の目的**:

肛門挙筋形成術の主な目的は次のとおりです。

1.**括約筋の修復**:
肛門括約筋の損傷、裂傷、または弱点を修復し、その機能を回復させること。
これにより、便失禁を防ぐ役割が回復します。

2.**便失禁の改善**:
便失禁の症状を改善し、患者の生活の質を向上させること。

**手術のプロセス**:

1.**麻酔**:
患者は手術前に局所麻酔または全身麻酔を受けます。

2.**手術アプローチ**:
外科医は肛門周囲にアクセスするための切開を行います。
切開は通常、直腸または肛門周辺の領域で行われます。

3.**括約筋の修復**:
損傷した肛門括約筋の一部を切り取り、修復するために縫合されます。
必要に応じて、近くの組織や腱移植などの材料が使用されることがあります。

4.**手術部位の閉鎖**:
手術が完了したら、切開部を閉鎖し、必要に応じてドレーンを配置することがあります。

5.**リカバリーとリハビリテーション**:
手術後、患者は通常、数週間から数か月にわたるリカバリー期間が必要です。
医師や理学療法士の指導に従い、肛門括約筋を適切に強化し、便失禁の症状を改善します。

肛門挙筋形成術は、便失禁や肛門括約筋の損傷に苦しむ患者に対して非常に効果的な治療法です。
手術の方法や適応症は個々の患者の状態に応じて異なります。
手術前に医師との詳細な相談が重要です。

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