学会ポスター用語解説
> 好発部位好発部位
読み方:コウハツブイ
English:common site
学会ポスター使用頻度:C
好発部位(PredilectionSite)は、特定の病気、感染症、または疾患が通常に発生しやすい、好んで影響を受ける部位や場所を指します。
この用語は主に医学的文脈で使用され、疾患の診断、予防、治療に関連します。
以下に、好発部位について詳しく解説します。
1.感染病学:
好発部位は感染症の流行や発生に関連して使用されます。
ある病原体が特定の部位で好んで感染し、そこで増殖することがよくあります。
好発部位を特定することは、感染病の診断や制御に役立ちます。
たとえば、肺炎球菌は肺に好発するため、好発部位が肺であると言えます。
2.腫瘍学:
悪性腫瘍はしばしば特定の部位に好発します。
特定のがんが特定の臓器や組織でよく発生する場合、その部位が好発部位として認識されます。
たとえば、皮膚がんは皮膚が好発部位とされます。
3.流行病学:
流行病学的研究では、疾患が特定の地域や人口集団で好発する傾向があるかどうかが分析されます。
この分析によって、特定のリスク要因や感染源が特定の部位での疫学的な特異性を持つことが示唆されることがあります。
4.臨床医学:
医師は症状や臨床所見を評価する際、好発部位に注意を払います。
特定の症状や体徴が特定の部位でよく見られる場合、これは診断の一助となることがあります。
たとえば、関節痛が膝に好発する場合、関節炎の可能性が高まります。
好発部位の理解は、疾患の診断、リスク評価、予防、治療計画の策定に役立ちます。
特定の部位での好発性は、疾患の発生機構や原因の理解にも貢献します。
したがって、医学の各分野で好発部位の概念は重要な役割を果たしています。
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