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呼吸補助筋

読み方:コキュウホジョキン

English:accessory respiratory muscle

学会ポスター使用頻度:B

呼吸補助筋は、呼吸過程で主要な役割を果たす筋肉群のことを指します。
これらの筋肉は、肺に酸素を取り入れ、二酸化炭素を排出するために、通常の呼吸運動に補助的に関与します。
呼吸補助筋は、胸郭(胸部)や腹部に存在し、呼吸運動中に肺の容積を調整し、気道の圧力を変化させることで呼吸をサポートします。

以下は、主要な呼吸補助筋のいくつかとその役割についての説明です:

1.横隔膜(diaphragm):
横隔膜は、主要な呼吸筋であり、胸腔と腹腔を仕切る筋肉です。
呼吸の際に収縮し、拡大した胸腔を作り出すことで肺に空気を吸い込ませます。
リラックスすると、胸腔は収縮し、肺から空気を排出します。

2.外肋間筋(intercostalmuscles):
外肋間筋は、肋骨間に位置し、肋骨を持ち上げることで胸腔の容積を拡大させ、呼吸運動をサポートします。
これにより、空気が肺に取り入れやすくなります。

3.内肋間筋(innerintercostalmuscles):
内肋間筋は、外肋間筋の補完筋肉であり、呼吸中に肋骨を下げ、呼気を支援します。

4.腹直筋(rectusabdominis):
腹直筋は、腹部に位置する筋肉で、呼気時にお腹を圧迫して肺から空気を追い出すのを助けます。
これは、強力な呼気を行う際に重要です。

これらの呼吸補助筋は、通常の呼吸運動と共に連携して、体内の酸素供給と二酸化炭素排出を調整します。
また、特に運動中や高度な活動時には、より多くの酸素が必要となり、これらの筋肉がより効果的に機能することが重要です。
呼吸補助筋の強化やトレーニングは、呼吸機能の向上や体力の向上に寄与することができます。

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