学会ポスター用語解説
> コックパウチコックパウチ
読み方:コックパウチ
English:Kock pouch《Kock continent ileal reservoir》
学会ポスター使用頻度:C
「コックパウチ」という用語は、膀胱摘出(膀胱全摘出手術)後に用いられる人工の代用膀胱を指すことがあります。
この代用膀胱は、膀胱が疾患やがんなどの理由で摘出された患者に対して、尿の貯留と排泄を可能にする役割を果たします。
以下に、コックパウチについて詳細を説明します:
1.コックパウチの概要:
-コックパウチは、主に膀胱摘出手術(膀胱全摘出手術またはシステクトミーとも呼ばれます)を受けた患者に対して使用される人工の代用膀胱です。
この手術は、膀胱ががんやその他の深刻な疾患に侵された場合、または先天性の膀胱異常がある場合に行われることがあります。
2.コックパウチの機能:
-コックパウチは、尿を貯留するための人工の袋または容器であり、尿を排泄するために外部に繋がる導管が取り付けられています。
この導管にはコック(バルブ)が装備されており、患者自身がコックを操作して尿を排泄することができます。
これにより、排尿がコントロール可能になり、定期的な排尿が可能になります。
3.注意事項:
-コックパウチを使用する患者は、コックの操作方法を学び、適切に管理する必要があります。
また、定期的な医師のフォローアップと注意深いケアが必要です。
-膀胱摘出手術後、尿の貯留と排泄を管理するために異なる方法や装置も選択肢として考慮されることがあります。
患者の特定の状態や好みに応じて、医師との協議を通じて最適な選択肢が決定されます。
コックパウチは、膀胱を失った患者にとって生活の質を向上させる役割を果たす重要な医療デバイスの一つです。
しかし、その使用方法と管理には慎重さと正確さが求められます。
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