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関節可動域

読み方:カンセツカドウイキ

English:range of motion

学会ポスター使用頻度:B

関節可動域(JointRangeofMotion、ROM)は、関節が自由に動かせる範囲を示す医学的な概念です。
これは関節の特定の動きを説明し、関節の機能や柔軟性を評価するのに役立ちます。
以下に、関節可動域に関する詳細を解説します:

**1.関節可動域の種類**:
-**主動作(ActiveROM)**:
患者自身が関節を動かす能力を測定するもので、患者が自分の筋力を使用して関節を活動的に動かす範囲を示します。
-**受動動作(PassiveROM)**:
医療提供者や理学療法士が関節を動かす能力を測定するもので、患者の筋力に依存せずに関節が動く範囲を示します。

**2.関節可動域の測定**:
-関節可動域は、特定の関節に対して、角度や距離を用いて測定されます。
測定には、専用の器具やゴニオメーター(角度計測器)が使用されることがあります。
-測定時、関節を最大限に曲げたり伸ばしたりすることで、可動域の範囲を特定します。
また、各関節の正常な可動域についての基準が存在します。

**3.関節可動域の評価**:
-関節可動域の評価は、患者の身体機能や運動能力を評価するために一般的に行われます。
特定の関節の可動域が制限されている場合、それは様々な病態や損傷の兆候である可能性があります。
-関節可動域の評価は、リハビリテーション、運動生理学、整形外科、スポーツ医学などの領域で重要な役割を果たします。

**4.制限された関節可動域**:
-関節の可動域が制限される原因はさまざまです。
関節の損傷、疾患、炎症、手術、筋肉の緊張、筋肉の弱点、神経損傷などが関与することがあります。
制限された可動域は、日常生活や運動に制約をもたらすことがあります。

**5.関節可動域の改善**:
-制限された関節可動域の改善は、リハビリテーションや理学療法の一環として行われることがあります。
運動療法、ストレッチング、関節の保護、理学療法技法などが使用され、患者の可動域を回復させるのに役立ちます。

関節可動域は、健康な関節機能や運動能力の評価に重要な指標です。
関節の柔軟性と可動域が維持されることは、日常生活の品質を向上させるのに役立ち、スポーツや身体活動のパフォーマンスにも寄与します。
制限された可動域の問題を早期に識別し、適切な治療を提供することは、患者の健康と生活の質を向上させるために重要です。

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