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回復体位

読み方:カイフクタイイ

English:Recovery Position

学会ポスター使用頻度:A

「回復体位(RecoveryPosition)」は、意識を失ったり気絶した人を安全な位置に置いて、呼吸や血液の流れを確保し、窒息や窒息の危険を軽減するための応急処置の一つです。
回復体位は一般的に救急医療や応急処置訓練で教えられる基本的な技術の一つであり、以下に詳細を解説します。

**回復体位の目的**:
-意識を失ったり気絶した際、嘔吐物や分泌物が気道を塞ぐ危険性があるため、回復体位は気道を開いた状態を維持し、安全性を確保します。
-また、回復体位に移動することで、横に寝ている状態での呼吸や血液循環が促進され、意識が戻る際にも体の機能が維持されます。

**回復体位の基本手順**:

1.**周囲の安全確認**:
-まず、自身や患者、救助者が危険な状況にないかを確認します。
安全性が最優先です。

2.**患者の安定した側位への移動**:
-患者が仰向けに倒れている場合、救助者は患者の側に移動します。
-患者の腕を直角に曲げ、近くの腕を彼らの前に置きます。
腕は顔の下に置かれます。
-患者の脚も曲げ、下の脚を上の脚の前にクロスさせます。
-患者の顔を横向きにし、上の手を頭の下に置いて頭を支え、下の腕で体を固定します。
この状態で患者を安定させます。

3.**気道の確保**:
-患者が横になった状態で、気道が開かれ、嘔吐物や分泌物が気道を塞ぐのを防ぎます。

4.**応急通報**:
-患者の状態に応じて、救急通報を行います。
回復体位は応急処置であり、医療専門家の評価とケアが必要です。

**注意事項**:
-回復体位を行う際に、患者の首を無理に曲げたり、過度に動かしたりしないように注意してください。
急激な体位変更は怪我を引き起こす可能性があります。
-意識の回復後、患者は安全な位置に留まることができますが、医療専門家の評価が必要です。

回復体位は、応急処置の基本的な技術であり、特に意識を失ったり気絶した人のケアに適しています。
ただし、状況に応じて医療専門家に連絡し、適切な医療ケアを受けることが重要です。

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