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VAP

読み方:バップ

English:ventilatorassociatedpneumonia

学会ポスター使用頻度:C

VAP(Ventilator-AssociatedPneumonia)は、「バップ」と発音されることもあります。
これは、人工呼吸器(または呼吸支援装置)を使用している患者が、病院や医療施設で肺炎に罹患する合併症です。
VAPは、通常、入院患者や集中治療室(ICU)に入院している患者に発生しやすく、重症度の高い状態での医療ケアを必要とすることがあります。

以下に、VAPに関する詳細な解説を提供します:

**VAPの主な特徴**:

1.**発症リスク**:
-VAPは、通常、人工呼吸器を装着している患者に発生しやすいです。
人工呼吸器は気道にチューブを挿入し、患者の呼吸を支援するために使用されます。
このプロセス中に、通常は口や喉からの細菌が気道に侵入するリスクが高まります。

2.**症状**:
-VAPの症状には、発熱、咳、痰、呼吸困難、胸部痛などが含まれます。
これらの症状は通常、肺炎の兆候と一致します。

3.**診断**:
-VAPの診断には、臨床的な症状、ラボテスト、胸部X線などが使用されます。
細菌培養からの呼吸器分泌物の検査も行われ、感染症の原因を特定するのに役立ちます。

4.**予防**:
-VAPの予防は非常に重要です。
感染制御のプロトコルを実施し、人工呼吸器の適切なケアと清潔を保つことが効果的な予防策とされています。
また、患者の位置の変更や口腔ケアも予防に寄与します。

5.**治療**:
-VAPの治療には、抗生物質が通常使用されます。
治療は感染の原因となる細菌に対して適切な抗生物質を選択することが重要です。
治療の早期開始が重要で、感染が進行する前に対処する必要があります。

**VAPの重要性**:

VAPは重篤な合併症であり、重症患者にとって致命的なリスクをもたらすことがあります。
したがって、VAPの予防、早期診断、適切な治療が必要です。
医療施設では感染制御対策を強化し、人工呼吸器を装着している患者に対するケアの品質を向上させるためのプロトコルを実施しています。
患者の安全性を確保し、感染症のリスクを最小限に抑えるために、VAPに関する適切な教育とトレーニングも提供されます。

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