学会ポスター用語解説
> 表在痛表在痛
読み方:ヒョウザイツウ
English:superficialpain
学会ポスター使用頻度:C
表在痛(ひょうざいつう、SuperficialPain)は、身体の表面または皮膚の近くの組織や神経から発生する疼痛(痛み)のことを指します。
この痛みは、通常、外部刺激や損傷に対する反応として感じられ、身体の防御メカニズムの一部として機能します。
以下に、表在痛に関する詳細な解説を提供します:
1.疼痛の特徴:
-局所的:
表在痛は、痛みが発生した具体的な部位に焦点を当てます。
痛みは通常、特定の皮膚領域や表面の組織に局限されます。
-鋭いまたは鈍い:
表在痛は、鋭い刺すような痛みや、鈍い圧迫感として感じられることがあります。
-外部刺激に対する応答:
通常、熱、寒さ、圧力、切創、やけどなどの外部刺激に対して痛みを感じることがあります。
2.痛みの原因:
-皮膚損傷:
表在痛は、皮膚に傷が付いたり、切られたり、やけどをしたりしたときに発生することがあります。
皮膚の感覚神経は、外部からの刺激に対して非常に敏感です。
-炎症:
皮膚や表在組織の炎症(例:皮膚の腫れや赤み)は、表在痛を引き起こすことがあります。
-感染:
皮膚感染症は、疼痛の原因となることがあります。
例えば、帯状疱疹(ヘルペス・ゾスタ)のような感染症は、表在痛を伴うことがあります。
3.治療:
-表在痛の治療は、基本的には痛みの原因に対処することから始まります。
例えば、皮膚の傷を適切に清潔にし、処理することが必要です。
-炎症や感染に対しては、抗炎症薬や抗生物質が処方されることがあります。
-痛みの軽減を目的とした局所的な鎮痛剤や冷却ジェルなどが使用されることもあります。
表在痛は通常、身体の表面の問題に関連して発生する痛みであり、外傷、感染、炎症などの状態によって引き起こされることがあります。
痛みの原因に合わせて適切な治療が行われるべきで、必要に応じて医療専門家の指導を受けることが重要です。
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