学会ポスター用語解説
> ヘルペスヘルペス
読み方:ヘルペス
English:herpes
学会ポスター使用頻度:B
ヘルペス(Herpes)は、ヘルペスウイルス(Herpessimplexvirus,HSV)というウイルスによって引き起こされる感染症の総称です。
ヘルペスウイルスにはさまざまな種類があり、主に以下の2つの種類が一般的に知られています:
1.ヘルペスシンプレックスウイルス1型(HSV-1):
主に口唇ヘルペスや口内炎を引き起こすウイルスとして知られています。
このウイルスは感染が広がることが一般的で、風邪症状を伴うことがあります。
2.ヘルペスシンプレックスウイルス2型(HSV-2):
これは主に性行為による感染と関連しており、性器ヘルペスとして知られています。
性器や会陰部に水疱性の発疹を引き起こすことがあります。
以下に、ヘルペスの特徴と症状、感染経路、治療についての詳細を解説します:
ヘルペスの特徴と症状:
-発疹と水疱:
ヘルペス感染では、皮膚や粘膜に発疹や水疱(水ぶくれ)が現れることがあります。
これらの疹は痛みを伴うことがあり、数週間で自然に治癒します。
-疼痛:
ヘルペスの発疹や水疱はしばしば痛みを伴います。
この痛みはかなり不快で、患者に不快感をもたらします。
-かゆみ:
感染部位周辺でかゆみが生じることがあります。
-風邪症状:
HSV感染の初期には、風邪症状(発熱、倦怠感、頭痛など)が現れることがあります。
感染経路:
-直接接触:
主要な感染経路は、感染者の発疹や水疱との直接的な接触です。
キス、性行為、感染者の口や性器に触れることが感染のリスクを高めます。
-分娩:
母親が感染している場合、分娩時にウイルスが新生児に感染する可能性があります。
-接触汚染:
感染した体液や物品に触れることで感染するリスクがあります。
例えば、感染者のタオルや食器を共用した場合などです。
治療:
-ヘルペスは現在、完全に治癒することが難しいウイルス感染症であり、治療は症状の緩和と再発の抑制に主に焦点を当てています。
抗ウイルス薬(アシクロビル、バラシクロビル、ファマシクロビルなど)が感染の症状を和らげ、再発を減少させるのに役立ちます。
-感染を予防するために、避妊具(コンドーム)を使用し、感染者との密接な接触を避けることが重要です。
ヘルペスは感染力が高いため、感染者との適切な予防措置を取ることが重要です。
感染を疑う場合、医師の診察と指導を受けることが大切です。
また、ヘルペス感染に対する正確な情報を提供することが、感染拡大の予防にも役立ちます。
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