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反跳痛

読み方:ハンチョウツウ

English:rebound tenderness

学会ポスター使用頻度:C

反跳痛(ReboundTenderness)は、医学的な評価で使用される臨床的な兆候の一つで、腹部の問題を探る際に特に重要です。
反跳痛は、特定の腹部部位に圧力をかけた後、その圧力を急に解除したときに、患者が痛みを感じる現象を指します。
この兆候は、腹部に炎症や感染があるかどうかを評価するのに役立ちます。
以下に、反跳痛に関する詳細を解説します:

**反跳痛の特徴**:
-反跳痛は通常、腹部の特定の部位で評価されます。
最も一般的な場所は、右下腹部(盲腸の位置)ですが、他の部位でも評価されることがあります。
-医師は、腹部の特定の部位に指で圧力をかけ、数秒間保持します。
この時点で患者は通常、痛みを感じますが、それだけでは診断には十分ではありません。
-次に、医師は急速にその圧力を解除します。
この際、圧力を解除した瞬間に痛みが増強するか、または感じられる場合、それが反跳痛として評価されます。

**反跳痛の原因**:
反跳痛は、通常、以下のような腹部の問題が存在する場合に現れる可能性があります:
1.**急性腹部炎症**:
盲腸炎や腸重積症など、腸の急性炎症がある場合に反跳痛が生じることがあります。
2.**腹膜炎**:
腹膜(腹部内の膜)の炎症も反跳痛を引き起こすことがあります。
3.**内出血**:
内出血や腹部の臓器の破裂(例:
脾臓破裂)も反跳痛の原因となり得ます。
4.**その他の腹部問題**:
特定の疾患や病態(例:
腹部腫瘍、炎症性腸疾患)も反跳痛を引き起こすことがあります。

反跳痛は、腹部の問題を評価する一部の臨床試験の一部として使用されることがありますが、単独では特定の疾患を確定づけるものではありません。
医師は通常、他の臨床症状、検査結果、および詳細な評価を行い、正確な診断を行います。
反跳痛がある場合、特に緊急の医療評価が必要な場合があります。

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