学会ポスター用語解説
> 排尿日誌排尿日誌
読み方:ハイニョウニッシ
English:micturitiondiary(bladderdiary)
学会ポスター使用頻度:C
排尿日誌(UrinaryDiary)は、尿の排泄に関する情報を記録するための日記や記録帳です。
医療専門家や患者自身が尿トラブルの診断、治療、および管理に役立てるために使用されます。
以下に、排尿日誌についての詳細な解説を提供します:
排尿日誌の記録内容:
1.排尿回数:
1日に何回尿を排泄したかを記録します。
これには日中と夜間の排尿回数を含めます。
2.尿量:
各回の尿の量(量)を記録します。
これは排尿が多いか少ないかを把握するのに役立ちます。
3.尿の色:
尿の色を明るい黄色、深い黄色、透明、濁りなどで記録します。
尿の色は水分摂取や健康状態に関連して変化することがあります。
4.尿の透明度:
尿が透明か、濁っているかを記録します。
尿の濁りは異常な場合があります。
5.排尿の時間:
各回の排尿の時間帯(朝、昼、夜)を記録します。
6.排尿にかかる時間:
各回の排尿にかかる時間を記録します。
特に尿意切迫感や排尿困難のある場合に役立ちます。
7.排尿の際の痛み:
排尿時に痛みや灼熱感を感じる場合、その痛みの程度と場所を記録します。
8.尿失禁:
尿漏れ(尿失禁)の発生回数と状況を記録します。
尿失禁のタイプ(努力性、緊急性など)も記録に含めることがあります。
9.飲食と尿:
飲酒や摂取した食品(カフェイン、アルコール、酸性食品など)が排尿にどのような影響を及ぼすかを記録します。
10.薬物の摂取:
薬物やサプリメントの摂取を記録します。
一部の薬物は尿に影響を与える可能性があります。
排尿日誌の利用:
-排尿日誌は、泌尿器系の問題や尿失禁などの尿トラブルの評価に役立ちます。
-医師や医療専門家は、排尿日誌を分析して、尿の状態や問題のパターンを把握し、正確な診断と治療計画を立てるのに役立てます。
-患者自身が排尿日誌をつけることで、自身の排尿パターンやトラブルを理解し、治療に協力することができます。
排尿日誌は、尿トラブルの原因を特定し、適切な治療法を見つけるための貴重なツールです。
医療提供者とのコミュニケーションをサポートし、治療結果のモニタリングにも役立ちます。
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