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腹臥位

読み方:フクガイ

English:prone position

学会ポスター使用頻度:C

腹臥位(ふくがい、Proneposition)は、体位の一つで、患者や個人が仰向けではなく、お腹を下にして寝たり、座ったりすることを指します。
腹臥位は医療診断や治療、手術、リハビリテーション、あるいは特定の疾患や症状の管理に使用されることがあります。
以下に、腹臥位の一般的な用途や関連する情報を提供します:

**腹臥位の用途**:

1.**呼吸器管理**:
腹臥位は、一部の呼吸器疾患や肺の問題を管理するために使用されます。
例えば、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)や肺炎の患者は、酸素供給を改善し、気道分泌物の排出を助けるために腹臥位になることがあります。

2.**手術**:
一部の外科手術では、患者を腹臥位にすることが必要です。
例えば、背骨手術や腹部手術、腹腔鏡手術などが該当します。
腹臥位は手術領域にアクセスするために必要なポジショニングの一部として使用されます。

3.**リハビリテーション**:
特定の理学療法やリハビリテーションプログラムでは、腹臥位が筋力強化や姿勢調整の一環として使用されることがあります。
例えば、背部の筋肉を強化するために腹臥位でエクササイズを行うことがあります。

4.**新生児ケア**:
新生児のうち、特に早産児や一部の呼吸困難症候群(RDS)の治療において、腹臥位が使用されることがあります。
これは、新生児の呼吸機能をサポートするために行われます。

5.**特定の疾患管理**:
腹臥位は、特定の疾患や症状の管理にも使用されます。
例えば、腹臥位は特定の脊柱側弯症状の患者に推奨され、症状の進行を遅らせるために使用されることがあります。

**注意事項**:
腹臥位は適切な状況でしか使用すべきではありません。
患者の状態や診断に応じて、医療専門家が適切な体位を決定します。
特に、腹臥位は一部の患者にとって適さない場合もあります。
脊髄損傷や特定の体位に制約のある状況では、代替の体位が検討されるべきです。

腹臥位の使用に関する具体的なケースや理由は、患者の状態や医療ニーズに依存します。
医師や医療スタッフの指導に従い、適切な体位が選択されることが重要です。

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