学会ポスター用語解説
> 浮動型フランジ浮動型フランジ
読み方:フドウガタフランジ
English:floatingflange
学会ポスター使用頻度:C
浮動型フランジ(FloatingFlange)は、特にストーマ装具(またはストーマバッグ)に関連する医療器具の一部であり、フランジ(勘合部)が装具の面板から浮いている形状のものを指します。
これらのストーマ装具は、消化器系の手術などにより、体表に開設されたストーマ(人工的に作られた開口部)から排泄物を受けるために使用されます。
以下に、浮動型ストーマフランジに関する詳細な解説を提供します:
1.浮動型ストーマフランジの構造:
-浮動型ストーマフランジは、通常、面板(バリア)とフランジ(勘合部)から構成されます。
フランジはストーマに取り付けられ、体表に穿刺されたストーマから排泄物を受け取ります。
-浮動型フランジの特徴は、フランジ部分が面板からわずかに浮いていることです。
これにより、フランジ部分がストーマ周りの肌に密着せず、空間が生じます。
2.用途:
-浮動型ストーマフランジは、ストーマ周りの肌への負担を軽減するために設計されています。
特に、ストーマが突出したり、動いたりする場合、浮動型フランジは肌に対する摩擦や圧力を軽減し、快適な装着をサポートします。
-ストーマ装具は、大腸または小腸の一部が体表に排泄口(ストーマ)として外部に出された患者にとって、排泄物を収集し、臭いや漏れを防ぐために欠かせない医療器具です。
3.注意事項:
-ストーマ周りの皮膚ケアが非常に重要です。
適切な清潔さと保湿を保ち、ストーマ周りの肌の健康を維持します。
-ストーマの形状や位置に合わせて、適切な浮動型ストーマフランジを選択することが大切です。
-ストーマ装具の取り付けや交換は、医療専門家の指導に従い、定期的なケアが必要です。
浮動型ストーマフランジは、ストーマ患者にとってストーマケアの一部として重要な役割を果たします。
ストーマ患者は適切な装具とケアを受けながら、日常生活を快適に送ることができるようサポートされます。
50音・アルファベット・数字の頭文字から他の用語を探す
全用語もしくはお調べになりたい用語の「頭文字」からお探しください。
用語集のTOPへ戻る