学会ポスター用語解説
> 笛音笛音
読み方:ビョウオン
English:wheezes
学会ポスター使用頻度:D
「笛音」(ビョウオン)または「ウィーズ」は、呼吸器疾患や気道の狭窄に関連して発生する呼吸音の一種です。
通常、呼吸器の気道は空気が自由に通ることを可能にするために広く開いています。
しかし、気道が狭まると、空気の通り道が制限され、呼吸の際に笛のような音が聞こえることがあります。
主な原因として以下のような状態が挙げられます:
1.喘息:
喘息の発作中、気道が収縮し、炎症が起こることで笛音が聞こえます。
喘息の患者は通常、喘鳴(ウィージング)とも呼ばれるこの音を経験します。
2.気管支炎:
気管支炎によって気道が炎症を起こし、狭くなることがあります。
これにより、呼吸時に笛音が生じます。
3.肺炎:
肺炎は肺の感染症で、炎症によって気道が狭まり、笛音が発生することがあります。
4.気管支拡張症:
気管支が拡張し、気道が狭まることがあります。
これは通常、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の一部として発生します。
5.アレルギー反応:
アレルギー性の反応により、気道が収縮し、笛音が聞こえることがあります。
笛音は呼吸器の問題を示す重要な兆候であり、特に喘息発作のような急性の状態に関連して現れることがあります。
喘息やその他の呼吸器疾患の治療には医師の指導が必要であり、適切な診断と治療が行われるべきです。
笛音が聞こえる場合、早急に医療専門家に相談することが重要です。
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