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膨疹

読み方:ボウシン

English:urticariallesion;wheal

学会ポスター使用頻度:C

膨疹(ボウシン、英:urticariallesionまたはwheal)は、皮膚表面に発生する一時的な腫れや蕁麻疹のことを指します。
これらの皮膚症状は、さまざまな原因によって引き起こされ、しばしばかゆみを伴います。
以下に、膨疹の特徴と主な原因、そして管理方法について解説します:

特徴:
-膨疹は、通常、皮膚の表面に突然現れ、赤みを帯びて腫れています。
形状は多くの場合、まるで蚊に刺されたような盛り上がった部分であり、白っぽく膨らんでいることがあります。
-膨疹は一般的にかゆみを伴いますが、痛みは伴いません。
かゆみが強いことがあり、かきむしるとかさぶたができることもあります。
-膨疹は通常、数時間から数日で自然に消失します。
一時的な症状であるため、症状が持続的であれば医療専門家に相談が必要です。

主な原因:
1.アレルギー反応:
食物、薬物、昆虫刺咬など、アレルギー反応によって膨疹が引き起こされることがあります。
この場合、特定のアレルギー物質に対する過敏反応が原因です。

2.感染症:
ウイルスや細菌感染症、寄生虫感染症によっても膨疹が発生することがあります。

3.薬物副作用:
特定の薬物の副作用として、膨疹が現れることがあります。
この場合、薬物の使用を中止することが考慮されます。

4.ストレス:
ストレスや精神的な不安が膨疹を引き起こすことがあります。
ストレスによって皮膚の血管が収縮・拡張するためです。

5.冷凍膨疹(冷凍ユルカ):
寒冷刺激によって皮膚に膨疹が発生する現象で、冷たい水に触れた際に現れることがあります。

管理方法:
-膨疹が軽度でかゆみがある場合、市販の抗ヒスタミン薬(抗アレルギー薬)を服用することで症状を緩和できることがあります。
ただし、医師の指示に従って使用することが大切です。
-重症の膨疹や原因が不明な場合、医療専門家に相談しましょう。
特にアナフィラキシーショックの症状がある場合は、即座に緊急医療を受ける必要があります。

膨疹は通常、一時的な症状であり、適切なケアと原因の特定が行われれば、改善することが多いです。
ただし、持続的な膨疹がある場合やアレルギーが疑われる場合は、医療専門家の診察を受けることが大切です。

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