学会ポスター用語解説
> バルーンカテーテルバルーンカテーテル
読み方:バルーンカテーテル
English:BalloonCatheter
学会ポスター使用頻度:C
バルーンカテーテル(BalloonCatheter)は、医療の分野で使用される特殊なカテーテルの一種です。
バルーンカテーテルには、内部に膨らませることができるバルーン(風船)が取り付けられており、様々な医療処置や手術に使用されます。
以下に、バルーンカテーテルの主な用途と特徴について解説します。
主な用途:
1.血管拡張(Angioplasty):
バルーンカテーテルは、動脈や静脈の狭窄部位や閉塞部位を拡張するために使用されます。
カテーテルが血管内に挿入され、バルーンが膨らませられることで、血流が改善されます。
これは、冠動脈の狭窄症状(狭心症)の治療や、末梢血管疾患(例:
下肢の動脈狭窄)の治療に広く使用されます。
2.心臓手術:
バルーンカテーテルは、心臓手術において心室の拡張や弁膜の修復などの目的で使用されることがあります。
例として、僧帽弁形成術や拡張型心筋症の治療に使用されます。
3.導管挿入支援:
バルーンカテーテルは、導管(カテーテル)を特定の位置に挿入または誘導する際に支援するためにも使用されます。
バルーンを膨らませることにより、周囲の組織や血管を押し分け、導管を所定の位置に誘導します。
4.出産前破水の誘発:
産婦人科領域では、バルーンカテーテルが子宮頸管を拡張するために使用され、陣痛を誘発するのに役立ちます。
これは分娩を開始するために行われることがあります。
バルーンカテーテルの特徴:
バルーン部:
バルーンカテーテルには、膨らませるためのバルーンがあります。
バルーンは一般的にカテーテルの先端に取り付けられ、導入された後、空気または生理食塩水などで膨らませられます。
導入のしやすさ:
バルーンカテーテルは、比較的柔軟で導入がしやすく、必要な位置に正確に配置できます。
選択的な使用:
バルーンカテーテルは、特定の治療や手術に適しており、医師が必要に応じて選択的に使用できます。
リスクと合併症:
バルーンカテーテルの使用にはリスクが伴うことがあり、血管損傷、感染、出血などの合併症が発生する可能性があるため、専門的なスキルと監視が必要です。
バルーンカテーテルは、幅広い医療分野で有用なツールとして使用され、患者の健康を改善するための医療処置に貢献しています。
医師の指導のもとで使用され、適切なケアと監視が行われることが重要です。
50音・アルファベット・数字の頭文字から他の用語を探す
全用語もしくはお調べになりたい用語の「頭文字」からお探しください。
用語集のTOPへ戻る