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ばね指

読み方:バネユビ

English:SpringFinger

学会ポスター使用頻度:C

ばね指(SpringFinger)は、医学的な文脈で使用される用語で、指の関節や腱に問題がある場合に発生する症状を指します。
ばね指は指の曲げや伸ばしの際に滑らかな動きが制限され、指が突然「はねる」ような感覚を持つことからその名前がついています。
以下に、ばね指に関する詳細な解説を提供します。

特徴と症状:
ばね指の主な特徴と症状は次のとおりです:

1.指の屈曲時に抵抗感:
ばね指を持つ人は、指を屈曲(曲げる)しようとすると、指が一時的に抵抗に遭い、それを乗り越えると指が急に曲がるような感覚があります。
この「ばねのような」動きが症状の名前の由来です。

2.指がロックすること:
ばね指が進行すると、指が完全に曲がり、その位置でロックすることがあります。
指を伸ばそうとしても、力が必要で、指を伸ばすのが難しいことがあります。

3.痛みや腫れ:
ばね指には通常、炎症や痛みが伴うことがあります。
腱や関節に負担がかかり、炎症が引き起こされることがあります。

原因:
ばね指の主な原因は、指の腱や関節に問題があることです。
以下は、ばね指を引き起こす可能性のある主な原因です:

1.屈筋腱の異常:
屈筋腱は指を屈曲させる腱で、これに異常が生じることがばね指の一般的な原因です。

2.腱鞘炎:
腱鞘は腱を保護するための組織で、炎症が生じると腱がスムーズに動かなくなり、ばね指を引き起こすことがあります。

3.関節の異常:
指の関節の異常、特に関節包の異常がばね指の原因となることがあります。

治療:
ばね指の治療方法は、症状の重症度や原因によって異なります。
一般的な治療法には以下が含まれます:

1.安静と保護:
初期段階では指を休めることが大切です。
スプリントや副帯の使用が考慮されることがあります。

2.物理療法:
物理療法は、指の運動を改善し、症状を緩和するのに役立ちます。

3.薬物療法:
炎症を軽減するための非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の使用が検討されることがあります。

4.手術:
重度のばね指に対しては、手術が必要な場合があります。
手術には腱や関節の異常を修正することが含まれます。

ばね指の症状や治療法は個人によって異なるため、医療専門家の指導を受けることが重要です。
早期の治療は合併症を予防するのに役立ちます。

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