読み方：バイタルサイン

English：Vital Sign

学会ポスター使用頻度：C

バイタルサイン（Vital Sign）は、患者の生命体徴や生体指標を測定し、健康状態や生命維持に関する情報を提供する医学的なパラメータのことを指します。

バイタルサインは臨床評価や診断において非常に重要であり、患者の健康状態を監視するために広く使用されています。
通常、主要なバイタルサインには以下のものが含まれます。

1. **体温（Temperature）**:
体内の温度を示す指標で、通常は摂氏（℃）または華氏（?）で表されます。
体温の変動は感染症や発熱の兆候として監視されます。

2. **脈拍（Pulse）**:
心臓が一分間に拍動する回数を示します。
通常は心拍数（BPM）で表され、心臓の健康や活動レベルを評価するために使用されます。

3. **呼吸数（Respiration Rate）**:
一分間に呼吸する回数を示します。
通常は呼吸数（BPMまたはRPM）で表され、肺の健康や酸素取り込みを評価するために使用されます。

4. **血圧（Blood Pressure）**:
血液が動脈壁に加える圧力を示し、通常はミリメートル水銀柱（mmHg）で表されます。
血圧は心臓の健康や循環系の評価に用いられます。

これらのバイタルサインは、健康状態のベースラインを確立し、変化や異常を早期に検出するのに役立ちます。
また、手術前後、救急医療、入院患者の監視、出産、新生児ケアなど、医療の様々な状況でバイタルサインの測定が行われます。

バイタルサインは患者の状態をモニタリングする重要な手段であり、医療従事者が適切な医療判断を下すために不可欠な情報源です。
バイタルサインの異常は、患者の健康に対する脅威を示すことがあり、治療計画の変更や緊急の介入を必要とする場合があります。