学会ポスター用語解説
> 嚥下内視鏡検査(VE)嚥下内視鏡検査(VE)
読み方:エンゲナイシキョウケンサ(ブイイー)
English:Videofluoroscopic Endoscopic Evaluation of Swallowing、VE
学会ポスター使用頻度:C
嚥下内視鏡検査(VideofluoroscopicEndoscopicEvaluationofSwallowing、VE)は、食物や飲み物の嚥下プロセスを詳細に観察し、評価するための特殊な内視鏡検査です。
この検査は、嚥下障害(dysphagia)の診断と治療計画の策定に使用されます。
嚥下内視鏡検査は、リアルタイムの内視鏡映像とX線映像を組み合わせて、食物の嚥下プロセスを評価します。
以下に、嚥下内視鏡検査(VE)の特徴とプロセスについて詳しく説明します:
嚥下内視鏡検査(VE)の特徴:
1.組み合わせ技術:
-嚥下内視鏡検査は、内視鏡カメラを嚥下の際に喉や食道に挿入し、同時にリアルタイムのX線映像を取得します。
これにより、食物や液体の嚥下プロセスを詳細に観察できます。
2.食物の種類と量:
-VEはさまざまな種類の食物や飲み物を使用して検査を行うことができます。
これには、液体、半固形、固形食、異なるテクスチャや温度の食事などが含まれます。
3.診断と評価:
-VEの結果に基づいて、医療専門家(言語聴覚療法士、リハビリテーション専門家、医師など)は嚥下障害の原因や程度を評価し、適切な診断を提供します。
また、どの段階で問題が発生しているかを特定するのに役立ちます。
4.治療計画の策定:
-VEの結果に基づいて、個別の治療計画が策定されます。
これには、特別な食事療法、嚥下トレーニング、姿勢変更、補助具の使用などが含まれることがあります。
嚥下内視鏡検査の典型的なプロセス:
1.患者は内視鏡を嚥下し、嚥下プロセス中に内視鏡カメラの映像を観察できるようにします。
2.同時に、X線映像が取得され、内視鏡映像と合わせて解釈されます。
これにより、食物や液体が食道を通過する過程や、気管に誤って入ることがあるかどうかが確認されます。
3.医療専門家は得られた情報に基づいて診断を行い、必要に応じて治療計画を策定します。
嚥下内視鏡検査は、嚥下障害の原因を特定し、患者の生活の質を改善するために不可欠なツールです。
個別の患者に合わせた適切な治療アプローチを提供するために、医療専門家と連携して行われます。
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