学会ポスター用語解説
> オストメイト権利憲章オストメイト権利憲章
読み方:オストメイトケンリケンショウ
English:the Charter of Ostomates
学会ポスター使用頻度:C
オストメイト権利憲章(OstomyBillofRights)は、オストメイト(人工肛門または人工膀胱を持つ人)の権利と尊厳を守るために策定された文書です。
オストメイトは、大腸がん、膀胱がん、クローン病、潰瘍性大腸炎、尿道癌、事故による外傷などの病気や状況によって、自然の排泄機能を失ったり、一時的または永続的にオストミー手術を受けたりすることがあります。
オストミー手術により、体の廃棄物(便または尿)を体の外部に排出するためのステーマ(ストーマ)が作成されます。
オストミー権利憲章は、オストミーを持つ個人に対して尊重、サポート、権利保護を提供し、社会的な偏見や差別に立ち向かうための指針として機能します。
以下は、オストミー権利憲章に含まれる一般的な原則と概念です:
1.尊厳とプライバシーの尊重:
-オストミーを持つ個人の尊厳とプライバシーを尊重し、差別や嫌がらせを排除する。
2.適切な医療とケア:
-オストミー関連の医療およびケアにアクセスできる権利を確保し、高品質かつ適切な治療を受ける機会を提供する。
3.情報と教育:
-オストミーに関する正確な情報と教育を提供し、患者と家族が状況を理解し、自己ケアを行えるようにサポートする。
4.自己決定権:
-オストミー関連の治療オプションについての自己決定権を保護し、患者が治療方針に参加できるようにする。
5.労働と社会的参加:
-オストミーを持つ個人が仕事や社会活動に参加できるように支援し、差別的な雇用やアクセスの制限を撤廃する。
6.情報の普及と意識の向上:
-オストミーに関する情報普及活動を推進し、社会の理解と意識を高め、偏見や誤解を減少させる。
7.法的保護:
-オストミーを持つ個人の権利を法的に保護し、差別や不当な待遇に対抗できるようにする。
オストミー権利憲章は、オストミー患者および彼らのケアプロバイダー、支援団体、政府機関に向けて発行されることがあります。
これにより、オストミー患者が尊重され、社会的に包摂的な環境で生活できるようになります。
また、オストミー患者が自己決定権を行使し、適切な医療とサポートを受ける機会を持つことが重要です。
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