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Aライン

読み方:エーライン

English:Arterial Line

学会ポスター使用頻度:C

"Aライン"は、動脈ライン(ArterialLine)の略語です。
動脈ラインは、医療診断や治療の一環として、患者の動脈に直接アクセスするために使用されるカテーテルやチューブのことを指します。
以下に、Aライン(動脈ライン)に関する詳細な説明を提供します:

1.**目的**:
-Aラインは、患者の血圧、動脈内の酸素レベル、酸塩基平衡などの生理学的パラメータを連続的にモニタリングするために使用されます。
これにより、患者の循環状態や酸素供給に関する情報を得ることができます。

2.**挿入方法**:
-動脈ラインは、通常、専門的な医療スタッフによって挿入されます。
以下は一般的な挿入手順です:
1.患者の腕(通常は腕の動脈、手首または股関節の動脈)に局所麻酔を施し、局所的な麻酔効果を得ます。
2.挿入部位に小さな切開を行い、カテーテルを動脈に挿入します。
3.カテーテルは、動脈内に進み、正確な位置に配置されます。
4.カテーテルの先に接続されたモニタリングデバイスにより、血圧、酸素レベル、脈拍などの情報がリアルタイムで表示されます。

3.**用途**:
-Aラインは、手術中や集中治療室(ICU)などでの重症患者のモニタリングに広く使用されます。
主な用途には以下が含まれます:
-血圧モニタリング:連続的な血圧測定を可能にし、血圧の変動や不規則な変化を検出します。
-血液ガスモニタリング:動脈内の血液から酸素、二酸化炭素、酸塩基状態などの血液ガスを測定し、患者の酸塩基平衡を評価します。
-血液採取:必要に応じて血液検査用のサンプルを採取します。

4.**注意事項**:
-動脈ラインの挿入は専門的な技能を要するため、正確な位置に挿入され、感染や出血のリスクを最小限に抑えるために慎重に行われます。
-Aラインは通常、一時的な使用のために挿入されますが、長期間にわたって必要な場合もあります。
-モニタリングデバイスは、患者の状態をリアルタイムで追跡し、医療スタッフに適切な情報を提供します。

動脈ライン(Aライン)は、重症患者のモニタリングと治療において非常に有用なツールであり、診断や治療計画の一環として広く使用されています。

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