学会ポスター用語解説
> 開口障害開口障害
読み方:カイコウショウガイ
English:trismus
学会ポスター使用頻度:C
開口障害(Trismus)は、口の開閉が制限され、口を開けにくい状態を指します。
この症状はさまざまな原因によって引き起こされる可能性があり、その原因に応じて治療や管理が異なります。
以下に、開口障害に関する詳細を解説します:
開口障害の主な原因:
1.歯科治療や口腔外科手術:
口腔内の手術や歯の抜歯など、口の周りの組織に対する外科的な処置が原因となることがあります。
2.顎関節疾患:
顎関節の問題や疾患、関節膜の炎症によって、顎の運動が制限されることがあります。
これは顎関節障害(TMJ障害)として知られています。
3.筋肉の問題:
口の周りの筋肉に異常がある場合、口が開かなくなることがあります。
例えば、筋肉の炎症や緊張が考えられます。
4.外傷:
顔や口に外傷が生じた場合、組織の腫れや損傷により、口の開閉が制限されることがあります。
5.炎症性疾患:
口腔内の炎症性疾患、例えば口内炎や歯肉炎、口内の腫れなどが、開口障害を引き起こす原因となることがあります。
6.腫瘍や腫瘍の治療:
口腔内の腫瘍やその治療に関連して、組織の変化が開口障害を引き起こすことがあります。
開口障害の症状:
-口が開かず、食事や発話が困難になります。
-顎や顔の痛みや不快感が伴うことがあります。
-開口障害の程度は軽度から重度まで様々で、一時的なものから持続的なものまであります。
開口障害の治療:
-原因によって治療法が異なります。
歯科治療、口腔外科手術、物理療法、口腔筋肉のトレーニング、炎症の管理、顎関節の物理的な治療など、様々なアプローチがあります。
-重度の場合、口が開かないことが栄養不良や呼吸の困難な状況を引き起こすことがあるため、早期の治療が重要です。
開口障害は、原因によって異なる症状や進行度を示すことがあります。
症状が持続する場合、口腔内科医、歯科医師、または口腔外科医と協力して、適切な診断と治療プランを立てることが大切です。
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