読み方：インブセンジョウ

English：Perineal care

学会ポスター使用頻度：C

「陰部洗浄」は、身体の陰部（外陰部）を清潔にするための行為を指します。外陰部は性器周りの領域であり、清潔を保つことは感染症予防や個人の健康と衛生に関連する重要なケアの一部です。以下に、陰部洗浄に関する詳細な情報を提供します：

陰部洗浄の方法:

1.手洗い:
陰部を洗う前に、まず手を十分に洗って清潔な状態に保ちます。これは感染症を予防するために非常に重要です。

2.ぬるま湯:
陰部を洗う際には、ぬるま湯（適温の温水）を使用します。過度に熱い水や氷水は避けるべきです。

3.石鹸の使用:
通常は、無香料でpHバランスが適切な石鹸または洗浄剤を使用します。ただし、陰部の皮膚が敏感な場合は、医師や皮膚科医に相談して適切な洗浄剤を選ぶことが重要です。

4.やさしい洗浄:
陰部を洗う際には、力を入れずにやさしく洗います。激しくこすったり、こすり傷をつけたりしないように注意します。

5.フロントからバックへの洗浄:
陰部を洗う際には、清潔なタオルや洗浄クロスを使い、前から後ろへ向かって洗います。これにより、肛門から前方に細菌が移動するのを防ぎます。

6.十分なすすぎ:
石鹸や洗浄剤の残りをよくすすぎ、すべてを洗い流します。残留物が皮膚に刺激を与えることがあります。

7.優しくタオルで拭く:
洗浄後、清潔なタオルを使用して陰部を優しく拭きます。ゴシゴシこすったり、激しく拭いたりしないように注意します。

注意事項:

-陰部洗浄は、毎日のボディケアの一部として行われることが一般的ですが、過度な洗浄は必要ありません。過剰な洗浄は皮膚を乾燥させ、かえってかゆみや不快感を引き起こすことがあります。

-陰部洗浄に関連する過度な清潔さの追求は、皮膚のバリア機能を損なう可能性があるため、注意が必要です。

-皮膚の異常やかゆみ、炎症などの症状がある場合は、医師に相談することをお勧めします。