読み方：アンプテーション

English：Amputation

学会ポスター使用頻度：D

アンプテーション（Amputation）は、身体の一部、通常は手足や指、腕、足などが、外傷、疾患、または外科手術によって切断される医療的な処置です。アンプテーションは、以下のような状況で行われることがあります。

アンプテーションの主な目的:

1.外傷:
事故、怪我、火傷などの外傷によって、身体の一部が取り除かれることがあります。この場合、切断された部位の感染や損傷を防ぐためにアンプテーションが行われることがあります。

2.疾患:
一部の疾患や合併症、例えば糖尿病による末梢神経症状や壊疽（壊死）が進行する場合、感染の拡大を防ぐために患部の切断が必要なことがあります。

3.腫瘍:
悪性腫瘍や腫瘍の拡大により、周囲の組織や臓器に影響を及ぼす場合、腫瘍部分を含む組織の切除が必要です。これは、がんの拡散を防ぐために行われることがあります。

4.血行障害:
血行障害（例：動脈閉塞症）により、足や手などの末梢部位に血液供給が不足する場合、組織の壊死や壊疽が進行する可能性があります。この場合、壊死した部位を切除し、健康な組織を保護します。

アンプテーションの種類:

1.上肢アンプテーション:
手首、前腕、腕などの上肢の一部を切断することがあります。これは、事故や腫瘍の場合に行われることが多いです。

2.下肢アンプテーション:
膝、脛、足首、足などの下肢の一部を切断することがあります。最も一般的なのは、膝下（脛の下）または大腿（もも）のアンプテーションです。

3.部分的アンプテーション:
患部の一部だけを切断することがあります。例えば、指の一部を切断することがあります。

アンプテーションの後のリハビリテーション:

アンプテーション手術後、患者はリハビリテーションプログラムに参加し、切断された部位を使いこなす方法を学び、生活の質を向上させることをサポートします。プロセスには義肢の適応が含まれ、義肢を装着して日常生活を維持する方法を訓練することがあります。

アンプテーションは、生活に大きな影響を及ぼすことがあり、身体的・精神的な調整が必要です。多くの場合、専門家の協力が必要で、患者やその家族にとってのサポートが欠かせません。